地震

昨日、水木しげる著、昭和史を読み終わりました。全８巻、政治のこと、水木さんの生活史など、織り混ぜて扱われています。マンガだから読みやすい。
その昭和史は大正の関東大震災から始まります。恐慌、国際的孤立化の中、震災が起き、その後の経済運営の失敗、不況、格差の拡大。その不満がナショナリズムやファシズムをあおる。アジア民衆がスケープゴードにされてしまう。
また朝鮮人が虐殺され、大杉栄も憲兵らに殺された。
中国四川省の地震が重なってきます。
今、「月給百円」サラリーマンを読んでいます。高尚な書物よりも、庶民が何をいくらで食べていたかとか、格差の拡大など、そんなことがナショナリズムに関係しているのかもしれない。